シティ

ロンドン中心部にあるローマ時代からの歴史があるシティ。そこで今でも受け継がれている伝統と世界有数の金融街としての現代の一面を見ることができます。

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Stephen Fry’s Key to the City – Exploring the Mysteries of the City of London

Published on 6 Jul 2014 by Jonathan Thomas

 

  • The City of London (シティ・オブ・ロンドン): 別名 The City (シティ)、The Square Mile (スクエア・マイル)。ロンドンの中心部にある地域で、西暦50年頃にローマ人がテムズ川北岸に町を作った。シティの範囲は中世以降ほとんど変わっていない。シティの行政はCity of London Corporation (シティ・オブ・ロンドン自治体) が執行している。首班はLord Mayor of the City of London (ロンドン市長)であり、Mayor of London (大ロンドン市長) よりもはるかに古い歴史がある。

Image: Wikipedia “Map of London in about 1300″

  • Freedom of the City of London (フリーダム・オブ・ザ・シティ・オブ・ロンドン): ロンドン市の名誉市民の称号。初の栄誉は1237年まで遡ると言われている。中世の用語「freeman」は、領主の所有物ではなくお金を稼ぎ土地を所有する権利などの特権を持っていた人のこと。町(シティ)の許認可状で保護されていた住民は概ね自由(フリー)だったので、「フリーダム・オフ・ザ・シティ」となった。
  • Guildhall (ギルドホール):ロンドン市役所。現在の建物は1411年から1440年に建造され、教会に属さない石造建築で現存する唯一の建物。ギルドホールは建物全体と中世の大ホールだった主室を指す。大ホールは以前のギルドホールの跡地に建築されていると言われている。(アングロサクソン語 guild は支払いという意味で、guild-hallは住民が税金を払う場所を意味する)

Image: Wikipedia “Exterior of the Guildhall”

Image: Wikipedia “Guildhall complex in c.1805″

  • Tower Bridge (タワーブリッジ):1886–1894に建造。ライブ映像

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  • The London Metal Exchange (LME/ロンドン金属取引所):世界最大規模の非鉄金属専門の取引所。世界の金融取引市場がコンピュータ化している中、唯一昔ながらの取引が行われている。世界の非鉄金属の80%がここで取引されている。
  • The Bank of England’s vaults:イングランド銀行(1694年設立/イギリスの中央銀行)の地下現金保管室。200億ポンドが保管されている。1870年以来、Chief Casherの署名がすべての紙幣に印刷されている。
  • The Gherkin (ガーキン):2003年に完成した30 St Mary Axe (サーティ・セント・メリー・アクス) ビルの愛称。Gerkin(ピクルスのキュウリ)に似ているから。再保険会社スイス・リ本社が入っている。
  • The Beadle;典礼係。区の年1回の会議の開会・閉会を宣言する。
  • The Silent Ceremony:毎年11月第2土曜日前日にギルドホールで行われる600年続く新任市長の就任式。市長の宣誓の言葉以外、式典中一切発言がない。新市長は儀式で3つの象徴であるMace (矛)、Sword (太刀)、そして、Seals of office (公印)を受け取る。1420年に作られた役職 Swordbearer (太刀持ち)は、帽子(Muscovy fur hat)の内側ポケットに公印の鍵を保管している。(車中の)儀式で太刀持ちは前市長に鍵を返し、市長は新市長に鍵を渡す。新市長は太刀持ちに「keep it under your hat」と言って鍵を預ける。
  • Mansion House:マンションハウス。ロンドン市長公邸。1739年から1752年に当時流行していたパラディオ様式で建築された。市長は無給で、伝統的に家族とともに最上階に住む。毎年市長主催の晩餐会が開かれ、財務大臣が英国経済の状況について「マンションハウス・スピーチ」を行うことが慣例になっている。就任式の数ヶ月後に女王がシティを訪問する。関係者がマンションハウスで朝食を取っている。市長はLMO (Lord Mayor’s Office)というナンバープレートの公用車に乗って、女王と面会するセントポール大聖堂に向かう。

Image: Wikipedia “Mansion House”

Image: Wikipedia “An 1837 view showing one of the two high attics. They were nicknamed the ‘Mayor’s Nest’ and ‘Noah’s Ark’.”

  • The Old Bailey:イングランドとウェールズの中央刑事裁判所の別名。現在の建物の一部は中世のNewgate gaol (ニューゲート牢獄)の跡地に建っている。 ニューゲート牢獄は、ロンドン市のBailey (外壁) 沿いの道路 Old Bailey に建っていた。ドームの上にはLady Justice (正義の女神) の銅像が立っている。ドーム下のGrand Hall (グランドホール) には王室や裁判官の胸像が飾られている。裁判所が最初に記録に登場するのは1585年で、当時のニューゲート牢獄に隣接していた。1666年のロンドン大火災で焼失した後増改築を繰り返し、現在の建物は1902年に完成した。19世紀、絞首刑は市民の娯楽で、暴徒のようになった市民が腐った野菜や石を投げつけた。死刑囚は最後にDead Man’s Walkを通って刑場に向かった。(Dead Man’s Walkは前に進む度に入り口が狭くなり、最後に公衆の待つ絞首刑場に出た。)死刑は1868年まで公衆の面前で執行され、その後廃止される1982年まで室内で行われた。地下にはThe Fleet (フリート川、アングロサクソン語のfleot=潮流口)が流れている。

  • 101 Lower Thames Street:ローワーテムズ通り101番地。1970年代のオフィスビルの地下に、ローマ時代の家(2世紀) と浴場 (3世紀) の跡が残っている。ロンドンの石炭取引所だった建物を1848年 (ヴィクトリア時代) に取壊した時に発見された。ローマ人はテムズ川岸の現在のシティに軍隊の基地を築き、軍隊に必要な物品が集まり、商人が全国さらには外国から集まり、商業の一大拠点となって今日に続いている。

  • Amphitheater:ローマ時代のロンドン中心地、現在のギルドホールの中庭にある円形劇場跡地(グレーの線)。
  • ローマ時代、城壁に囲まれていた地域には3万人が暮らしていた。現在は40万人がシティで働いているが、居住しているのはわずか8000人。
  • Lloyds of London:保険市場。ありとあらゆるものに保険が設定されている。羊も例外ではない。300年以上前にエドワード・ロイズのコーヒーショップに人々が集まり、船の航行のリスクを分け合うことから始まった。現在は:1)年初にサテライトが地球に墜落して、4億600万ドルの支払いが発生した。宇宙、船舶、エネルギー・航空機など様々な分野を取り扱い、リスクを分散している。2)スポーツ選手や俳優の身体の一部の保険を扱っている(例えば、ベッカムのつま先、女優の胸、モデルの足等々)3)サイバー保険業者。個人情報、企業秘密、合併買収情報、医療研究データのサイバー攻撃に対する保険。
  • Tower 42:42階建てビル。英国企業60社の本社が入り、その内20社は金融業界の一流企業。
  • 市長公邸ビルの屋上で3万匹のハチを養育している。ハチはミツを求めて長距離 (3マイル/4.8キロ)を飛んで行く。
  • Livery company:ロンドンの同業者組合。このビデオでは、Apothecary’s Society (ヘルスケアー業界の組合)の晩餐会。 日頃最新の医薬品研究を行っている研究者が、伝統的な衣服で集い伝統的な儀式を行っている。

Image: Wikipedia “City of London arms”

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