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The language of the fan

扇のことば

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ウェブページの訳

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18世紀は扇子の全盛期でした。人が多く集まる舞踏会会場での必須アイテムでした。扇子はさまざまな材質でできていました。象牙、絵画が施されたシルク、紙、レース、鶏の皮(上質の子ヤギの皮)などがありました。フランス国王ルイ16世は、王妃マリー・アントワネットに、結婚祝いにダイヤモンドを散りばめた扇子を贈りました。あらゆる場面のための扇子があり、また、最も初期の旅行土産でもあり、美しい風景や時の話題を描写した絵や印刷が施されました。その頃は、長さが8インチから9インチ(20cmから22cm)でした。

いくら扇子がファッショナブルであっても、正しく扱うことができなければ、エレガントとは言えませんでした。上流階級の婦人は小物を淑女らしく持ち、ハンカチを優美に扱い、上品に微笑みましたが、扇子をブルジョワのマナーに則って扱うと笑われてしまいました。逆に、ジョージ3世の王妃シャーロットのことば通り、たとえ不美人でも、扇子を優雅に扱うことができれば、魅力的になれました。

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それゆえ,若い淑女は扇の正統な扱い方を習いました。たとえば、マチュー・トウル著「若い紳士淑女のプライベート・チューター」は、何ページもかけてこの話題にさき、また、この時代のポートレートの中の淑女は、トウルが薦める位置にセンスを持っています。

ただし、18世紀の淑女は、涼を得るため以外にも扇を活用しました。表現の方法として用いたのです。扇は、他のファッショナブルな小物を差し置いて、淑女の身振りの一部となりました。おそらく、「扇ことば」さえ存在し、それにより室内で一言も話すことなくメッセージを送ることができました。このことばを使うには、左右の区別がつくことが基本中の基本でした!たとえば:

右頬に触れる−はい
左頬に触れる−いいえ
左手でクルクル回す−私たち、見られています。
右手でクルクル回す−私は他の人が好きです。
ゆっくり扇ぐ−結婚しています。
早く扇ぐ−婚約しています。

開いて閉じる−あなたは残酷です。
大きく開く−待っていてください。
閉めて差し出す−私のことを好きですか。
唇にあてる−キスしてください。
右手で顔の前に−ついて来てください。
頬をさする−あなたが好きです。
左耳にあてる−あなたを追い払いたい

扇ことばの話が事実かどうかは謎が残ります。昔の資料では何も触れて言いないからです。ただ、確実なのは、扇子が淑女の身振りの本質的な部分になったことです。扇はあらゆる感情をあらわにする(または、覆い隠す)ことができました。イギリス文学には扇ことばを描写しているものが多くあります。